kapoc(服)
2月15日(日)
17日(火)
2月22日(日)
24日(火)
割烹着とスモッグを併せ持ったような全く新しい衣服である
kapocの展示販売会を開催します。
昔ながらの割烹着を長く作っていた会社が今の時代に合ったものをと
デザイナーである渡邉さんに相談したのがkapocの始まり。
古き良きものの考え方や作り方を踏襲しながらも、
暮らしぶりは随分と変わってきたのでそれに合わせた機能やスタイルのものづくりをしています。
日本らしい新しい「働く衣服」を是非お試しくださいませ。
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以下kapoc渡邉さんより
kapocは、割烹着ですが、ただの割烹着ではありません。
正確に言えば、「割烹着の美意識と理念を継承した、全く新しい衣服」ということになるでしょうか。
作業着としての機能を果たしつつ、
ファッションアイテムとしても楽しく着ていただきたい。
次の代まで受け継いで着ていってほしい。
そう願いながら作り続けています。
割烹着ならではの
ゆったり感を大切に中に着た大切なお洋服を汚さず、濡らさず、
いつまでも大切に着ていただくために、
「服の上からすっぽりと着られる」ゆったりとした
サイズ感で作っています。
袖をたくし上げた時にも、
中の服の袖がたまって邪魔にならないよう
袖の幅は特に広めに。
それがパフスリーブのようなボリュームになり
kapocのデザインアクセントになっています。
小柄な方が着てもルーズにならず、
大柄な方が着てもタイトすぎない、
着る方の体型にあまり左右されないフリーサイズ感覚の
ミディアムラージ(M~Lサイズ)を基本としています。
(さらに大きめのご用意も一部ございます)
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白割烹着と日本人
明治時代中期の1900年ごろの日本。
和服がまだ主流だった当時、
料理教室に通うお嬢さんたちの着物を濡らさない、
汚さないようにと教室の先生が考案したのが
割烹着の始まりと言われています。
日本人の気質でもある綺麗好きで衛生的な考えは、
例えば割烹着を白布で作っているところからも垣間見えます。
欧米的考えでは、前掛け(エプロン)は、
汚れの目立たない黒や濃い色が主流で
汚れの目立つ白布は敬遠されます。
しかし日本人は、あえて白布を使用することにより
汚れを目立たせ、汚れたらすぐ洗濯して清潔さを保ち、
衛生的な生活を送っていました。
また、製造の工程に着目すると、
物を大切にする思いも感じることができます。
型紙や裁断は無駄を省いた、
和装着物の裁断方法に習っています。
型紙は直線的なので、四角い生地に型入れした際に
生地の無駄がなく、更に衿元をくりぬいた余り布も捨てずに、
ポケット布として使用しています。
今もその名残で、白割烹着は片方のみポケットがついています。
誕生から実に1世紀以上の歴史を持つこの割烹着。
着物での生活が主だった当時の暮らしの知恵と工夫で生まれた割烹着は、
日本人らしい上品で落ち着いた美しさと、控えめでありながら、
どことなく心をひきつけられる魅力を持ち合わせています。
日本に古くから伝わる暮らしやものづくりの知恵には
日本独特の大切な教えや美意識があります。
今こそ先人の考えたこの知恵と美しさを身にまとい、
ゆかしい心を持って暮らすことは、日本人の理想なのではないでしょうか。