8年前、お店を始める時に、いつかカステラを焼きたいと思っていました。
たくさんの方たちに助けられて、やっと今、念願が叶い、少量ですが自分で焼いた「日用美のかすてら」をお店に並べることができるようになりました。
そもそもカステラを作りたいと思ったのは、私の家族の生業がきっかけ。
祖父が福岡で養鶏場を始めて、母は卵を使った菓子店を営んでいましたが、2017年に閉店。
その後、私たちと同居するために二宮に移住するにあたり、店で使っていた南蛮窯を1台持ってきてくれました。
この販売を記念して、スプーン作家のmiyazono spoonさんが「for nichiyobi」というカステラを美しく食べられるスプーンを作ってくださいました。
試作を10本以上作り、ふたりで試食しては、あーでもないこーでもないと言いながら出来上がったのは、ケーキや和菓子を切って刺せてすくえるデザインです。
そして、木工作家の森田孝久さんは、カステラにちょうどいい器を、栗の木で作ってくださいました。
なんだか、ほんわかするカタチ。
このふたつのアイテムも時々入荷しますので、タイミングが合えばお手にとって頂けたらと思います。