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「日用美」の木のものたち
「日用美」を二宮へ移転する際、隣に家族で暮らす家を建てました。設計が終わり、敷地を確認すると、どうしても切らないといけないカツラとカエデの木があることが判明。根っこが店舗部分の古い建物の基礎を押し上げていたり、建物に近すぎたりするためでした。<br /> <br /> いよいよ伐採をしなければいけなくなった時に、私の頭にすぐに思い浮かんだ3人の顔がありました。生木を削って作品作りをしている中矢嘉貴さんと河内伯秋さん。そして、二宮に移転してからすぐに知り合い、いつも気にかけてくれている「miyazono spoon」の宮薗なつみさん。我が家の木を使って作品を作ってもらえないかとお願いしたところ、3人共、すぐに快く引き受けてくれました。<br /> <br />
伐採はプロにお願いしたのですが、「空師」という職業の方に初めてお会いしました。ロープに吊られながら伐採するなんて、アクロバティック! 久々に「カッコイイ〜」と口走ったのを覚えています。
そして、丸太をチェーンソーで刻み、作家さん3人に我が家の木をお持ち帰り頂きました。それから約2年後、木が3人の作品となって「日用美」に帰ってきてくれたのです。ここに生えていた木が新しい形で皆様のもとで生きていけると思うと、感慨深いものがあります。どうぞよろしくお願いします! とバトンタッチする感じ。
河内さんは、木の表情をそのまま生かした器を作ってくださいました。
宮薗さんは、とてもかわいい形のスプーンを。
そして中矢さんは主に照明や花器、ボールペンなどを作ってくださいました。記念にとカツラの木で中矢さんが作ってくれたランプは、これからも「日用美」を照らし続けてくれることと思います。 この場を借りて3人にお礼を言わせてください。どうもありがとう。 現在、我が家の木を使って作られた商品は少なくなりましたが、3人の作品は時々入荷しますので、どうぞよろしくお願いします。
日用美
〒259-0123
神奈川県中郡二宮町二宮1022の2
info@nichiyobi.net